あいにくの雨の中、まず初めに新宮上山の安楽寺へ。
宇摩史談会の高橋さんから、本堂が江戸時代末期に火事による焼失後、再建されたこと、再建にあたり、山城(徳島県)の人々の寄進があったこととその経緯、建築手法に金刀比羅神社の影響があることなど、歴史と造形の方面から解説がありました。
特に、板軒や折れ戸等の彫刻が見どころです。
ご住職に挨拶をして、次は素鵞神社へ。
着く頃には雨があがり、山間の境内には霧が立ち込めていました。拝殿の奥の本殿は、明治初めの建立。唐破風を4面に備えた作りは大変珍しいとのこと。こちらも、唐獅子や脇障子等の見どころを解説いただきました。
見学を終えて、霧の森レストランでランチをいただき、解散。
若い会員も「新宮の歴史や建物の造形に魅力を感じた」と満足した様子でした。
案内役の高橋さんは「たくさんの人に関心を持ってもらい、見学に来てほしい」と話していました。